アウディ郡山、セールスの小山秀明です。
この度、一身上の都合により、株式会社ヤナセを退職することとなりました。誠に勝手ながら、この場を借りて皆様にご報告をさせていただきます。
1990年に入社して以来26年という歳月をこのヤナセで過ごさせてもらいました。
入社した当時のことをまるで昨日のことのように、今でも鮮明に記憶しております。
時はバブルの真っ只中。モノは売れ、日本経済も個人の給料も右肩上がりであり続けると疑わなかったあの時代。
輸入車という素晴らしい商品を販売できる喜びと興奮、そして少しの不安が入り混じった不思議な感情で私はヤナセの門をくぐりました。
当時、右も左も分からない新人の私を支えてくれたのは、ヤナセの先輩方とたくさんのお客様でした。熱い情熱を持った先輩方に指導を受け、初めてご購入していただいたお客様の言葉は今でも私の心に残っています。
「新人だって分かってた。クルマの説明はよく解らなかったけど、一生懸命だった。だから、小山君から買うことに決めたんだよ」
この言葉を戴いたとき、胸が熱くなったのを今でも覚えています。
その後のバブル崩壊から始まり、失われた20年とされる経済不況、ヤナセと関連会社の統廃合、リーマンショック、東日本大震災。
幾度となく日本経済を激震が襲い、その度に自動車業界も大きな打撃を受けてきました。
今思うと、そのような苦しい中で常に手を差し伸べてくれたのは、たくさんの温かいお客様でした。
何度打ちのめされても、苦しくとも、今日までヤナセとこの仕事を務めることができたのは、他ならぬお客様の温かいお言葉と支えががあったからでした。
お客様皆様へ心より感謝と御礼を申し上げます。
今日まで本当にありがとうございました。
そして同時に、ご心配とご迷惑をおかけしてしまいますことをどうかお許しください。
「クルマはつくらない、クルマのある人生をつくっている」
私の最も好きなヤナセのキャッチコピーです。
皆様の人生が、ヤナセやクルマを通じて幸多きものでありますよう、心よりお祈り申し上げます。
ヤナセの皆さんへ。
私にとって人生最大の危機であった東日本大震災を一丸となって乗り越えました。
震災が私達の結束を強め、仲間を思う気持ちを育み、命の尊さや絆を思い起こさせてくれました。
苦楽を共にした皆さんを私は忘れません。
お客様にも、お取引様にも、震災時は大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。
最後に、すべてのお客様、お取引様、全ヤナセスタッフに改めて心より感謝申し上げます。
私は、これから新たな目標に向かい挑戦を続けていきます。
どちらかでご縁がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。
そして、今後ともヤナセを何卒よろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
ヤナセオートモーティブ株式会社 郡山支店 小山秀明