12:50
右折すると スクリーニング会場 道の駅 「ならは」
警戒区域外へ車両を持ち出す前に車両と人の放射線量を測定します。
規定数値以下なら警戒区域外へ持ち出し可能。
規定値を超えた放射線が検出された場合には、J-VILLAGEに移り、高圧洗浄機で車両の除染。
その後、放射線量を再測定し規定値以下なら持ち出し可能。
規定値を超えていたら警戒区域外への持ち出しはできません。
この会場では人の放射線量も測定します。
高い放射線量がでたら除染しなければなりません。 おそらくシャワーを浴びるだけでしょうけど…
12:59
大型トラックや見たことのない重機が止まっています。
この日の搬出車両は200台弱
会場は、スクリーニングを受ける車でいっぱいです。
スクリーニング会場。 電力会社、関連会社の社員の方々が一台一台スクリーニングをしていきます。
全身防護服に身を包み、かなりの重装備。
映画で見るような光景がここでは現実です。
数人で一台の車両をスクリーニング。
ボディ、荷台、タイヤ、内装、、、
精密な放射線測定装置での計測が行われます。
次は、私とA4の測定です。
車から降りるように言われ、テントの中へ。 「放射線量を調べますので。」 と防護服を着た方が。
両手を水平に広げた状態で直立。
懐中電灯のような円柱状の測定器で、頭の先から足の裏まで全身の放射線量を測定。
数値は教えていただけませんでしたが、「汚染基準未満」 とのことなので除染の必要もなく、警戒区域外へ出られます。
車両の測定も終了。
A4も 「汚染基準未満」 とのこと。
長らく警戒区域内にあったので心配でしたが、、、大丈夫でした。
証明書をもらい、A4のダッシュボードに置きます。
後の検問所でこの証明書が必要となるので。
スクリーニング会場 道の駅「ならは」を後にして、警戒区域外へ出る検問所へ向かいます。
13:13
警戒区域外へ出る最後の検問所
信号機の向こうは警戒区域外です。
検問所で車両測定結果の証明書を提示して、、、、
4時間弱に及ぶ今回の警戒区域内での滞在が終了、無事に車両搬出をすることができました。
13:31
その後、一時帰宅中継基地の広野町体育館へ。
防護服を脱ぎ、簡単な医療診断を受けました。
特に体調に変化は無し。
同行したH様もほっとした表情。
今回の警戒区域内で受けた放射線の累積線量は、
2マイクロシーベルト。
予想よりも低い数値だったの安心しました。
車両搬出を終えた方々の表情は一様に安堵感。
損壊した自宅や街の姿を見てきた警戒区域内の方々。
その表情の奥には複雑な思いがあるのでしょうが、
復興へ向けて歩いていけるでしょうか。。。
H.Nanaumi